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歯医者さんで妊婦検診を受けましょう!


妊娠すると交付される母子健康手帳の中には、妊娠中と産後の歯の状態という項目があります。産婦人科の先生からも歯医者さんで妊婦検診を受けてくださいとご説明があっていると思いますが、実は3〜4割の妊婦さんしか受診されていません。必ず行かないといけない訳ではないので、受診されていない方も多いと思いますが、妊娠とお口の中はとても密接な関係があり、健康な赤ちゃんが生まれてくるには歯医者さんの検診が大切になります。


なんで妊娠すると歯科検診を受けないといけないの?


① 妊娠性歯肉炎:妊娠すると歯肉炎にかかりやすいと言われています。これはエストロゲンやプロゲステロンといった女性ホルモンが多く作られることにより、妊娠中期から後期にかけて歯肉炎が起こりやすくなります。特につわりがひどく、歯磨きが出来ない方に多く見られます。基本的にはプラーク(歯の汚れ)を除去することで、症状は改善しますが、そのまま放置しておくと、出産後に本格的な歯周病に移行してしまいます。

 

②低体重児出産と早産:歯肉炎が重度の方は、炎症が血液を介して全身に波及することで、低体重早産で産まれてくるリスクが高くなります。そのリスクは実に7倍にのぼるとも言われ、タバコ・アルコール・高齢出産よりはるかに高い数字なのです。妊娠中は歯肉炎にもなりやすいので、妊娠以前から歯周炎がある人はとても注意が必要になります。

こが歯科医院では産まれてくる赤ちゃんのためにこのようなご説明をして、個人に合わせたケアの方法やメインテナンスも行い、元気に産まれてくる赤ちゃんのサポートをお口の中から行っていきます。



生まれてくる赤ちゃんのお口の中のことを知っておきましょう


こが歯科医院の妊婦検診では生まれてくる赤ちゃんのお口のことをご説明しています。

産後の育児はとても大変です。産前の少しゆとりがある時間に赤ちゃんのお口の中のことを知っていただき、生まれてからのお口の予防の意識を高めてもらいます。

産まれてくる赤ちゃんは虫歯の菌を持っていません。どこから虫歯の菌が来るかというと、お母さんやご家族の虫歯菌が食事やスキンシップによって赤ちゃんの口の中にやってきます。特に乳歯が生え揃う3歳くらいまでが一番感染するリスクが高いと言われています。

食べ物をあげるときに同じスプーンを使用したり、息を吹きかけていたりしていませんか?そして、お母さんやご家族のお口の中ケアはできていますか?周囲の大人の虫歯菌を減らすことができればお子さんへの感染リスクも減るのです。

また、いつから歯が生えてくるのか、いつから歯科医院に受診すれば良いのか、なども資料をお渡ししてご説明しています。

家族みんなで生まれてくる赤ちゃんのお口を守っていきましょう!


いつ妊婦健診を受ければ良いの?


つわりが治まった安定期に入ってからの受診をお勧めします。

後期になるとお腹も大きくなって、診療台を倒す時にお腹の下にある血管を圧迫して気分が悪くなったりします。

早産や低体重児出産の予防をするためには、安定期に入って早い段階での受診が良いかと思われます。



TEL. 0955-72-3506

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